2004,10月なかば   アレルギーのはじまり
初めに気がついたのは、モカの陰嚢の皮膚が赤くただれていたことでした。
病院での診断では、もともとこすれ易い位置な上に、モカの睾丸が大きいので地面にこすれたのでしょうとのことでした。
処方された乳白色の水薬を塗る程度であまり気にしませんでした。
その内に、モカが患部を舐めている事に気づきました。どうも、舐め癖が付いて舐め壊しているようでしたが、それ以上疑
問に思うことも無く、様子を見ることにしました。
今思えば、これがアレルギーの始まりだったのかもしれません。
なぜなら、カラーを付けたままの暮らしをしている今でも、この部分の皮膚の炎症がみられるからです。
2004.11月   顔の出来物
この頃から、陰嚢のただれと共に、顔にぶつぶつと出来物が出来始めました。
でも、出来物程度は今までも時々出来ていたので、あまり気にしませんでした。
月半ばになると、顔の皺の間と、顎の下に出来物が出来、見る見る悪化。とても痛そう。
一週間ほどで、出来物はさらに悪化。腫れが大きくなり、フケと脱毛も見られました。

11月25日、通院。水溶性の白い水薬が出る。
11月30日、通院。フロントライン。
2005.2月   皮膚状態の悪化が進む
2月に入って、痒みが一層酷くなったので、4日連続でステロイドを投与。食欲が増したのがステロイドの影響だと、後で知りました。
2月7日、mimiママさんから送ってもらったティーツリーシャンプー&コンディショナーを使い始めました。
     香りも良く、コンディショナーはしっとりしなやかな洗い上がり。これはアレルギー犬用で、病院専用のメディカルAシリーズ。2週間ほど
    すると、モカのフケが治まってきました。このシャンプーがモカには合っていたようです。
     病院お勧めのフェルゼアの薬浴は続けています。

ティツリーのメディカルAシリーズ アミノプロテクトケア
2月9日、  通院。様子見といことで、同じ処方。痒み、脱毛は続き、1日おきペースのステロイド使用が続いている。
      最新の療法食、アミノプロテクトケアを勧められる。これは、低分子プロテインよりも、さらに分解が進んだ物らしく、学会ではこれで
     アレルギー反応が改善しない場合、アレルギーの原因は食物以外だと言い切ることができるほどの優れものだと説明を受ける。
      アレルギーの血清検査を頼んだが、データが正しく反応しないということで、ふたたび断られる。
      その後、取り寄せた新しい療法食に切り替えるために、フードを混ぜて与えている。
2月18日、通院。様子見ということで、同じ処方。
2月19日、完全に新しい療法食(アミノプロテクトケア)に切り替える。痒み、脱毛が続く為、一日おきのステロイド投与も続く。
      吹き出物は無し。ティツリーシャンプーが効いたのか、フケが治まってきた。
2月24日、モカが寝ようとしてまどろむと、必ず左足が痙攣する。ビクンビクンとして足が伸びきり、下半身の激しい振動で、眠りたくても眠れない様子。
      この痙攣は、その後寝付こうとするたびに必ず起こっている。痒みも一向に治まる気配が無い。
2月27日、mimiママさんに教わったエンザイムを食事に混ぜてみる。
     のどが渇くようで、恐ろしく水を飲んだが、黄緑色だった便が、黒っぽく変わった。
     バッチフラワーレメディーのレスキュークリームは試してみたら、かえってモカが気にして舐めてしまうので、効果を試すまでいかずに、
     やむなく断念。
レスキューレメディークリーム エンザイム
2004.12月   顔の出来物はアレルギー?
12月1日、 フィラリアの投薬。12月3日、 顎の下の出来物が悪化しているので、試しにササミを止めてみました。毎日夕飯の時にドッグフード
      の上に茹でたササミを汁ごとトッピングしていました。この頃になって初めてアレルギーが頭をよぎったような気がします。

12月7日、 去勢手術。無事成功し、翌日退院。ただし、陰嚢のただれが酷かった為、オチンチンの付け根を切る手術となりました。
      空になった陰嚢後の皮膚は真っ赤にただれ、イチゴのよう。もともと気にして舐めていたせいだろうとのことで、病院で先月と同じ水溶
      性の薬を出され、手術の傷と、ただれ部分を舐めたり触ったりしないように、カラーを付けることになりました。
      この時がモカのカラー生活の始まり。翌日から、カラーの上から首を引っかくようになりましたが、術後の経過に気を取られて、皮膚の
      事は二の次となってしまいました。何しろ手術後に体重が1キロ以上も減ってしまったので。
去勢手術後2日目 カラー暮らしの始まり 顔を拭くガーゼと塗り薬

12月14日、通院。無事抜糸。術後の状態は良いそうだが、それよりもフケが余りにも多いのが気になるとの指摘を受ける。そういえば、カラーをし
      ていても痒みのある部分を前足で引っかくようになる。ただし、引っかいたり舐めたりしそうなので、もうしばらくカラーを付けて生活
      することに。
12月19日、陰嚢後の皮膚状態は少し赤みが引いてきたが、顎の下を良く引っかく。ニキビのようなものがあちこちに出る。脱毛(特に顔)、フケが
      多い。
12月20日、通院。目やにが出て、目がショボショボしていた。痒み、フケも多く、オデコがハゲてきたので。病院へ。
      出来物、痒み、フケ、脱毛を病院でも指摘された。
      皮膚を削り、顕微鏡検査をしたが、アカルス、虫等は見当たらなかった。
      初めて飲み薬が出される。1日1回ステロイド0,5ミリグラム、抗生剤は1日2回、を3日分処方。
      資生堂フェルゼアの薬用入浴剤(ヒアルロン酸入り)をバケツ1に対してキャップ1杯を入れたもので3日に1度薬浴させ、月に1〜2回
      のシャンプーでは、花王のキュレル(薬用乳液・・・・セラミド入り)を湯で薄めてリンス代わりに使うよう、指導される。

病院ではステロイドを処方されましたが、この時にはアレルギーを疑ったわけではないそうです。その理由として、術後の体調がまだ完全に戻っていない事、(手術前に比べて、体重が1キロ以上減ってしまいました)、ホルモンのバランスが崩れている事、冬季による乾燥等があげられ、一時的に皮膚状態も悪化しているのでは、との予想だったそうです。
その為、シャンプーや薬浴を繰り返し、皮膚の保護層を回復させているうちに、体調も良くなって、皮膚状態も改善するという方向の治療でした。
モカがとても痒がったので、ステロイドはとりあえず痒みを抑える為の応急処置として処方されたはずでした。

翌日さっそくシャンプーしましたが、それでも顔、肩を痒がりました。フケ有り。さらに翌日、ステロイドが効いたのか、痒みは減りましたたがフケは多く出ました。
フェルゼアとキュレル エピスースシャンプー ステロイド錠0.5ミリグラム 抗生剤
      
12月24日、通院。1日1回のステロイド、2回の抗生剤を処方される。洗浄成分の無い低刺激シャンプー、エピスースが出る。
      エピスースは主原料がオートミール。継続してカラーは使うことになった。
12月26日、首まわりの毛がかなり減っていることに気づく。アレルギーのせいか?ホルモンのせいか?
      痒みが酷いが、ステロイドを飲むと、翌日にはかなり楽そうだ。

12月28日、通院。ステロイド、抗生剤を処方。アレルギーに関する資料と説明をしてもらう。初めて減感作療法について知る。
      ただし、モカの場合はそこまでは必要ないというのが病院の見解だと言われる。

そのときの説明では、前回と同じく、モカの場合まだアレルギーとは言い切れないとのことでした。その為、冬が終わるまでこのまま様子を見たいので、検査はなるべくモカの体に負担の少ないことからやってみますと言われました。それがスキンケアでした。
このとき、一般的に良く行われる血清によるアレルギー検査をしたいと申し出てみましたが、結果が不確実でアレルゲンを特定できない為、こちらの病院では血液検査は行わないと言われました。
こちらの病院でのアレルギー検査は、療法食を続ける事で改善すれば、食べ物によるアレルギーだと解るし、それ以外が予想される場合は、皮内テストといって、アレルゲンとなりうる物をツベルクリンの様に注射して行うもので、反応が出れば陽性なのだそうです。
もし、アレルゲンが特定できれば、減感作療法を行い、体質改善をすることで根本的に治療することができるかもしれない。という判断のようです。
2005.1月   薬と療法食
毎日飲むように薬を処方されましたが、ステロイドは良くないと思い、飼い主の判断でステロイドを2日飲ませたら1日休む、というペースにしてみました。これだと、モカもなんとか過ごせるようでした。ただし、モカが寝る時は目が行き届かないので、必ずカラー着用。
顔のしわと左目の間に出来物が出来、見る見る大きくなっていきました。始めはニキビかと思いましたが、肉の塊として盛り上がっていきました。
この頃、アレルギーの疑いが濃厚とのことで、療法食をスタート。サプリも処方されました。でも、モカの痒みは一向に治まらず、残念ながらこの療法食では成果を出せませんでした。

1月7日、  通院。顔の出来物を細胞診してもらった所、組織球腫という良性腫瘍だった。通常2〜3ヶ月で治っていくそうなので、塗り薬で様
     子を診る事になった。今までのステロイド、抗生剤に加えて痒みを沈める効果のある不飽和脂肪酸とビタミンが配合された錠剤のサプ
     リが処方された。
      この日、療法食の提案がされた。勧められたのは、ウォルサムの低分子プロテイン。たんぱく質を加水分解して、吸収を良くした物
     だそうだ。
     
ニュートロのラム&ライス ウォルサムの低分子プロテイン 不飽和脂肪酸とビタミンのサプリ(錠剤)
1月13日、その後、痒みは続き、肉腫には変化なし。相変わらずステロイドを2日飲んでは2日空けるというペースの投薬を続けた。
      この日、昼寝をする時に、モカの上半身が2回ほどビクンとなった。どうしたのか?
1月15日、今までのフード(ニュートロのラム&ライス・成犬用)に療法食を混ぜ、変更する準備をはじめた。
      また、皮膚の赤みと痒さが増してきた。
1月17日、通院。アレルギー治療は継続。同じ薬を処方して様子見。
      組織球腫は消えたので、塗り薬は終了。
      8種混合ワクチンを注射。その後の2〜3日はモカの調子が悪く、あまり遊ばずにぐったりしていた。後で知って青くなったのだが、
     アレルギー等で体が弱っている時にワクチンをすると、急変して危険な事があるそうだ。もっと慎重であるべきだった。病院では
     特に何も言われなかった。
1月25日、完全に療法食(低分子プロテイン)のみの食事を開始。同時に全ての副食も絶つ。
      この状態にモカを慣れさせるまでが大変だ。何しろ今までササミのトッピング、おやつとしては、豚耳、牛のひづめ、トマト、チー
     ズ、ヨーグルト、納豆、ツナ、野菜類、果物等、実に色々なものを上げてしまっていたので、モカは美味しい物の味を知っているか
     らだ。それに、ご褒美や、薬を飲ませる為に使っていたものもあるので、飼い主にも工夫が必要だ。
      食べる事が何より大好きなモカに、出来るだけモカにストレスを与えないように、他の楽しみを見つけてやらなければ・・・・
1月27日、通院。相変わらず1日おき程度のステロイド投薬が続いているが様子見。処方は同じ物に加えて、不飽和脂肪酸とビタミンが配合さ
     れたカプセルのサプリが追加された。
不飽和脂肪酸とビタミンのサプリ(カプセル)
2005.3月 悩める日々そして決断の時
 モカの皮膚の治療を始めて3ヶ月以上が経過し、その間に試した2種類の療法食でも効果が出ませんでした。こうなってくるとアレルギーの原因は食べ物以外である可能性が大きくなってきました。食べ物以外で考えられる原因の一つは、ハウスダストです。そう思った途端、いろいろな事が頭をよぎりました。
確かに、今までは決してまめに掃除をする方では無かったからです。我が家の床はフローリングですが、気がつくと部屋の隅にはモカのふわふわの毛が吹き溜まっていることも珍しくありませんでした。
 私のズボラのせいで、モカを苦しめていた?と思うと申し訳なくて、即改めようと思いました。HPで知り合ったお友達で、同様にアトピーの悩みを持つだんぺいちゃんのママさんにいろいろと教えていただいて、サイクロン式で、排気の部分にフィルターの付いたクリーナーと空気清浄機を購入しました。毎朝クリーナーを掛け、後は気がついたらお掃除モップでいつでもちょこっとお掃除をするようにしました。やってみるとビックリするぐらいほこりやモカの毛が床に落ちる事が解りました。
 それでも、今の所モカの痒みは治まらず、ココへ来て脱毛が一気に進んできました。ココで言う脱毛は、季節の換毛とは違い、実際に地肌が出てきてしまう状態です。初めは首の下、胸の毛が薄くなる程度でしたが、今はわきの下、胸お腹のほかに、4本の足の下半分、裏側、肛門周りとしっぽの裏側、そして、とうとう顔の毛も減り始めました。顔の毛とは、口周り、目の周り、おでこ、耳の後ろ等です。
 痒みも一向に治まる気配が無く、特にあごの下と上唇の痒がり方は、見ていても可愛そうになってしまいます。眠る時にだけつけていたカラーも、今は皮膚のあちこちを掻き壊してしまいそうなので、常時付けたままです。

空気清浄機 脱毛が進むモカ
 今までは、自分が無知で、モカの皮膚に対しての意識がまだまだ低かった事、赤ちゃんの時からお世話になってきた病院をとても信頼していた事などから、病院の治療のやり方や、処方される薬をそのまま受け入れてきましたが、(ただし、ステロイドだけは自己判断で1日おきに減らしていました。)これからは、飼い主として自分がどうしてやりたいのか、考えをしっかり持っていこうと決めました。
その為にはいろいろと勉強もしなければなりませんし、時には先生と意見が食い違うかもしれません。でも、そんな時に、飼い主としての意見をはっきり伝える強さと勇気も必要だなと、感じるようになりました。
 ちょうどその頃、病院のほうでも一区切りと考えられたようで、院長先生から、今後のモカの治療方針についての説明と相談がありました。気になっていたモカの痙攣についても、教えていただきました。
モカが寝付く時に左足を痙攣させるのは、皮筋反射といって、痒み等の刺激があるとそれが刺激になって痙攣を起こしている状態だそうです。起きている間は抑制されていますが、眠りに入りかかってまどろむと、抑制が効かなくなって、反射を起こすそうです。人間にも有るけれど犬の方が、それが強いのだそうです。

3月2日、通院。院長先生の診察で、今後の治療方針について、打診された。
     今までの経過を見ても、モカの皮膚疾患はほぼアレルギーに間違いないとのこと。そして、3ヶ月以上、ステロイドとスキンケアーと療法食
    
で様子を見てきたが、今の所アレルゲンの特定は出来ていないし、症状も治まらない。
    そこで、ゆくゆくは減感作療法をやるしかないのかなと思う、というお話だった。
    私からは、ステロイドをかなり飲み続けてしまった為、副作用や悪影響の不安が大きいこと、ステロイドをこのまま続けたくない事等を伝え
    た。
    その結果、心臓移植等に使っているシクロスポリンと組み合わせる事によって、今まで体の0.6%摂取していたステロイドを、0.2%まで減
    らすことが出来るという話だった。とりあえず、一週間試してみることになった。

しかし、結果はNG.。痒み、湿疹が出て、一気に脱毛が加速していきました。胸、首、わきの下、足、おどこ、顎、そして、肛門まわりとしっぽの
裏側まで脱毛範囲が広がってしまいました。

3月11日、通院。皮膚に湿疹が出始めたので、シクロスポリンの使用は中止。
     何の進展もないまま、これ以上ステロイドを与え続けるのはイヤだと告げる。
     3月26日に皮内テストをして、少しでもアレルゲンを確定することになった。しかし、モカの痒みが酷かったので、4日分のみステロイド
     を飲ませて炎症を鎮めることになった。

 皮内テストは簡単に言うと、ツベルクリンで反応を見るようなものです。
でも、皮内テストをするには、ステロイドだけでなく、他の全ての薬と、サプリ類も口に入れてはいけないのです。今の療法食のみで、激しい痒みが起きている状態で2週間我慢させなければなりません。今のモカにはとても無理。
そんな思いをさせても試せるのは5種類なのだとか。大変な割には種類が少ないのが気になりました。
良く聞いてみると、それらはブタクサ、ハウスダスト等が主で、解ったとしてもこちらで調節できるものではなく、減感作療法の準備とも捕らえられることが解って、気が重くなってしまいました。 

 それでも、病院の指示通り、4日分のステロイドを飲ませてとりあえず一端酷い痒みを抑えてやり、、その後は一切の薬、サプリを絶ちました。薬を止めて体の中から出すということは良いと思ったので、このまましばらく様子を見ることにしました。
しかし、その後一週間も経つと、今までに無いくらいの酷い痒みが出て、今までは後ろ足で顎の下や耳の後ろを掻こうとしていたのが、前足を手のように使って顔を掻こうとするようになりました。
脱毛も進み、皮筋反射の程度も酷くなって、モカはあまり眠れず、ぐったりとするようになりました。 

短く切り詰めたカラー
 モカの辛そうな様子を見るに付け、 このまま皮内テスト、減感作療法という治療段階に進むことに抵抗が強まっていきました。
なぜなら、1つには、減感作療法はとても長いスタンスの治療法だからです。
減感作療法とは、テストによって解ったアレルゲンを、あえて体内に入れることでアレルゲンに慣れた体にしていくという、体質改善の療法だそうです。治療の初期段階では1日おきに注射、そして何ヶ月という単位の内に少しづつ間隔を開けていき、最終的にもつきに1回の注射を一生受けさせるという物です。
 ところが、この療法の成功率は60〜70パーセントで、成功した場合でも、効果が出てくるのに1年かかかる場合もあるそうです。その間には、痒みを留めるなど、他の治療をする事ができないので、モカがどんなに苦しんでいても、脱毛が進んでいても、ただ見ているしかないのです。
たった今苦しんでいるモカを何とかしてやりたいのに、この療法を選択するとそれが出来ないのです。
そればかりか、皮内テストや減感作療法を始めると、さらにアレルゲンを体内に入れるので、今以上に痒みが増すことは間違いありません。
 飼い主としては、人間よりもうんと短いモカの生涯を、少しでも長い時間、快適に過ごさせてやりたいと日々思って暮らしてきたので、この療法には強い抵抗がありました。
かといって、目先の痒みを和らげる為に、安易にステロイドを使用し続けるのも良くないし・・・・・・
皮内テストの予定日が近づくにつれ、もっと、モカの体にやさしい治療法は無いのだろうかと、あせる気持ちでいっぱいになってしまいました。
そして、皮内テスト中止の決断をしました。それは、同時に減感作療法以外の道を模索するという選択でもありました。

3月22日、通院。モカの痒み、グッタリ度を見かねて、皮内テストを中止して欲しい旨を伝える。同時にステロイド以外の治療、特に体の抵抗力
     を高める治療を飼い主としては考えたいと伝える。
      苦痛を和らげる為に、ステロイドを4日分処方してもらい、夜、0.5ミリを1錠飲ませる。

この頃、急に大きな塊のフケが出て、フケと一体化してその部分の毛が束になって抜け始めました。良く見ると、背中に赤い湿疹が出来ていて、その部分に水玉模様のようなハゲが点々と現れてきました。
貌の毛もさらに薄くなり、オデコに続いて、口周りの脱毛が進んできました。
検査をする為に、今まで続けてきたステロイドと抗生剤を急に止めた為ではないかと直感しました。

3月26日、通院。飼い主としての意向を受けて、病院としても、別の治療方法を模索するという事で、いろいろと提案してくれた。
     今まで、アレルギーということで進んできたが、ココ最近の脱毛を見ると、別の病気の疑いもあるので、検査をする事になった。
     血液を取って調べたのは、甲状腺機能低下症、クッシング症候群、ステロイドによる腎臓、肝臓への影響、血液の具合等。
     痒みを抑える方法として、ステロイドを止めて、効果は薄いけれどということで抗ヒスタミン剤、抗生剤、不飽和脂肪酸
     とビタミンのサプリが処方された。
     体の抵抗力を高める方法として、新規にサプリが追加された。通常はガンの動物の体力回復等に使用しているSODだ。
     勿論、即効性は無いが、長いスタンスで体の抵抗力を高めてやるのも、一つの治療になるということだった。


この後、程なく湿疹が出たため、新しく処方されたサプリSODの使用をちゅうししました。
成分の中に、小麦粉等が入っていたため、これに反応している可能性が有った為です。
痒み、脱毛も益々進んで行き、治療もココへ来て、壁に当たって足踏み状態になりました。

3月28日、ステロイド0.5ミリグラム投与。
SOD ティツリーオイル ホットイットスプレー
2005年4月8日   皮膚専門病院へ
皮内テストを中止した事によって、モカの治療方法が行き詰まり、お手上げ状態になっていました。
今までお世話になってきた病院では、ステロイドで様子を見た後は、皮内テスト、減感作慮方というのが治療方針だとはっきりわかっていたので、そこへ踏み切れない以上、転院もや無を得ません。
でも、それではどこへ行ったらいいのか?どうせ行くなら、皮膚に強い病院でなければ意味がありません。一所懸命人にたずねたり、本やネットで探してみた所、我が家から通えそうな所に良い病院があるではありませんか!日本でも有数の、動物の皮膚に関するスペシャリストのいる病院が2箇所も見つかりました。
しかし、どちらも動物病院の紹介が必要でした。今までお世話になってきた病院には頼みにくいし・・・・・なぜなら、自分達の病院で何とかしてあげようという意気込みと、勉強熱心な病院だったからです。
ぜひ、専門病院に行ってみたいけど、どうしよう・・・・そうこうしている間にも、モカの状態は悪化していきます。
仕方が無いので、自由に診療してもらえる他の病院へいこうか?
思い悩んでいたある日、嬉しい電話がありました。これまでお世話になってきた病院からです。
その内容は、モカを連れて行きたかった皮膚の専門病院へ紹介してあげるという物でした。よそへ転院して、一からやり始める位なら、良い病院を紹介してあげます、ということで。
先生には、申し訳ないけれど、嬉しい!


4月5日、通院。午前中に病院から連絡があり、先日の血液検査の結果、内臓、甲状腺の機能等には特に問題が無いと告げられる。
     同時に、動物の皮膚専門病院を紹介すると提案される。即答で、紹介を依頼する。
     夕方、通院。血液検査の詳しい結果を聞いた。白血球の大きさが少し大きい意外、問題なしとのこと。とりあえずほっとする。
     顔と背中の皮膚の細胞を調べるが、特に問題なし。
     先日モカが痒がって、眼球に傷をつけてしまったようなので、試薬で検査した結果、以上は見られなかった。
     痒みに対しては、近日中に新しい病院へ行く為、あえて薬の処方は無し。


この日、モカの上唇の毛穴から、黄色い篭城の物が出ました。それが、見る見るうちに伸びて、30分で4ミリにも達しました。
また、鼻の上の皺の中を拭いた所、初めて黄色い物が付いてきました。脂肪なのか、うみなのか?
そこで、翌日オフロで、念入りにその部分を洗うと、痒みが幾分治まったようでした。

4月8日、午後2時、皮膚専門病院へ通院。当日朝から、飲食禁止。
    Ⅰ今までの経過を報告後、モカの体を目診。
      ①背中・・・・細菌による湿疹
      ②全体・・・・真菌
           アレルギー
           脂漏性皮膚炎
      ③耳・・・・・真菌等による外耳炎(耳の中のカーブした部分が腫れているので、中で耳垢も溜まりやすい)

    Ⅱその後、検査を行った。
      ①血液検査・・・・内臓には異常なし。
             血液中も概ね良好だが、MON値のみ、高い。(長期に薬を飲んでいることが原因と思われる)
      ②アレルギー血清検査・・・・・2週間後に結果がでるとのこと。アレルギー血清検査は80%の確実性のため、残りの部分を皮内
            テストで補うことで、ほぼ検査として全体をカバーできるとの考え方だそうだ。ただし、どちらのテストも食べ物に関
            しては解らないので、除去食試験をするのが良いとのことだった。
      ③皮膚の検査・・・顎の下、上唇、背中、お尻、耳垢等を顕微鏡検査した所、雑菌、真菌がみられた。
             一見かさかさで、乾燥しているように見えるが、脂漏性の皮膚炎も起こしているとのこと。
      ④耳・・・・・耳内を直接診察したところ、真菌等による外耳炎。
    
    Ⅲ処置として、耳の洗浄を行った。

    Ⅳ治療方針
      ①除去食試験・・・・今まで食べてきた療法食の成分がモカに合わない可能性もあるため、飼い主が把握出来る材料のみで作る手作
                り
食を2ヶ月続け、その後順次食材による反応をを試すこととなった。
      ②投薬治療・・・・・抗生剤は毎食後投与。(雑菌を殺す為)
                抗真菌剤は1日1回投与。(真菌を殺す為)
                ステロイドを痒みの酷い時の頓服として1日1回朝投与。ただし、最悪でも1日おきにして連続投与は避ける。
      ③シャンプー・・・・皮膚の余分な脂を取って清潔にし、殺菌作用のあるビバルゾイルシャンプーで、週に2回シャンプーする。
                リンス、ドライヤーは無し。湯温度は30度程度にすること。
      ④耳の洗浄と点耳薬・・・コットンに洗浄水をひたし、耳の中にたっぷり入れ、耳下の付け根をもむ。すると、犬が自分で頭を振っ
                て水分を飛ばすので、コットンを入り口に押し当てて拭く。(こすってはいけない)その後、薬を点耳。
                耳の洗浄は1日1回。
      ⑤皮内テスト・・・・アレルギー血清検査を補う皮内テストは、一切の薬を絶った後、1ヶ月後に初めて行える検査の為、痒み等の
                不快症状が治まってからで良いとのことだ。
                この病院では、皮内テストによって、6種類のアレルゲンの判定が出来る。(のみダニ2種、マラセチアを含
                む真菌2種、ハウスダスト2種)
      ⑥カラーの無い暮らし・・・・・いずれはカラーをはずして暮らせるところまでに回復させ、ストレスの少ない暮らしを心がける。
      ⑦痒み対策・・・・・体を温めないようにする。興奮させず、静かな遊びを心がけ、痒みを増幅させないこと。
                シャンプーの温度も30度くらいのぬるめにすること。

    Ⅴ注意点
      除去食試験中は、病院で処方された以外の薬、サプリもNGで、フィラリアの薬もカルドメックはNGなので、錠剤にすること。

モカの療法食
モカが試した療法食は2種類。低分子プロテインと、アミノプロテクトケアです。残念ながらどちらもコレといった効果がでず、痒みが続きました。
その事を先生に相談したところ、療法食も完全ではないので、ひょっとしたら療法食自体がアレルギーの原因になっている可能性もあるとの説明を受けました。
療法食はアレルゲンと成り易いたんぱく質を加水分解して、アミノ酸に替えているので、理論上はアレルギーにはなり得ない。しかし、形成したり、保存する為に添加物も複数添加されているので、そこに反応する事例もあるそうです。
また、アミノプロテクトケアは、まだ新製品の為、治験数が少なく、まだ効果が出たという実績がないそうです。



モカの除去食試験
添加物を使った療法食では効果が解らないということで、材料の特定の出来る手作り食で除去食試験をやっていく事になりました。
モカが今までに食べた事の無いたんぱく質、炭水化物を使用し、後は野菜を混ぜて、水のみで煮る食事です。勿論、おやつもこの中で工夫します。
具体的には、まず肉類では、鳥、豚、牛、羊はすでにモカの口に入っていたので、それ以外として、馬肉、ダチョウ、カンガルー、ウサギ、魚(サケ、カツオ等なんでも)
続いて炭水化物では、米、小麦は食べていたので、ジャガイモ、サツマイモ、かぼちゃ等のイモ類を使うことになりました。
肉類と炭水化物の割合は6:::4にし、全体の量が少ない場合はキャベツ、白菜等の野菜を加えて好いことになりました。
ここで注意する点は、たんぱく質は必ず動物性にし、脂肪を落とさずに使うこと。なぜなら脂肪には、豊富なミネラルがはいっているからだそうです。
サプリ等の補助食品も一切使わない事です。
この食事をしばらく続けた後に、1つずつ食材による反応を検査して、アレルゲンの特定をすることができます。



痒みとカラーについて
12月7日の去勢手術以来、かれこれ4ヶ月を過ぎたカラー暮らし。始めは傷口を引っかいたり舐めたりさせないためでしたが、その内に皮膚の痒みが始まったので、書き壊さないように、寝る時は必ずカラーを付けさせることに。さらに、痒みが悪化してからは、起きて遊ぶ時にもほぼずっとカラーを外してやる事が出来なくなりました。
しかし、カラーを付けたままでは、ゆっくりと眠れないばかりか、水を飲むにも、遊ぶにもじゃまになり、なんと行っても、痒いのに掻けないストレスだらけの状態に、見ていても可愛そうで仕方がありませんでした。
モカの痒みについて、本当にカラーが必要なのか、先生に話を伺いました。

犬が掻き毟っている時の状態いろいろ

 ①本当に痒い・・・・・ただし、アレルギーの子の掻き方は、本当に何も手に付かない様子で、四六時中狂ったように掻く。→モカはそこまではいっていない。
 ②ストレス・・・・・・何かストレスがあると、引っ掻いて発散する事がある。
 ③くせ・・・・・・・・本当に痒かった時のことが習慣化して、その後も掻いてしまう。
 ④気を引いている・・・痒がった時に人が来てくれたことを覚えていて、気を引きたい時に見えるトコロで掻く。
    対処法   ☆本当の痒みが大したことのない子の場合は、部屋から出て行ってしまう。→モカは本当に痒いので、コレはダメ。
           ☆飼い主と悟られない方法で、ブレイクしてやる。イヌのほうを見ないようにしながら、リードを引く、新聞紙等を丸めてぶつける等。

モカの痒がり方には、複合的な要素が絡んでいるようでした。
カラーをしている事自体がストレスになっていることは確かなので、側に付いていてやれる時には、極力外してやる事とのアドバイスを頂きました。



皮膚疾患の場合のシャンプーの仕方
モカはシャンプーをした2日後に、わずかですがベタつき感がありましたが、この状態はすでに脂漏性なのだそうです。
脂漏性の子には週に1〜2回程度のシャンプーで皮膚や皮毛の清潔を心がける事が大切だそうです。
以下に脂漏性で、痒みのある子のシャンプーの仕方を示します。

 ①お湯はヌル目の30度程度。(体を温めない)
 ②シャワーで十分に濡らす。(シャンプー剤が全体に良くいきわたるようになる)
 ③1度に手にとるシャンプー剤の量は500円玉1個程度。→良く手で伸ばし、これを4〜5回で全身にシャンプーを付ける。→全体に皮膚を良くマッサージしながら5〜10
  分そのまま置く。顔や、特に皺の中を良く洗う事。
 ④シャワーで良くすすぐ。耳の中にもシャワーを当てて洗う事。犬は人間と違って、首を振って耳の中の水を出す事が出来るので、問題ないそうです。
  顔の皺の中等、シャワーですすぎにくい部分は、スポンジにお湯を含ませて洗うと好いそうです。
 ⑤リンスは脂漏性の子の場合は不要。
 ⑥ドライヤーは基本的には不要。乾燥しすぎは禁物で、その子の自然な皮膚の水分バランスに任せるのが良いそうです。
  掛ける場合は、生乾きまで。



 
4月16日 2度目の通院。そして驚きの結果
この日の診察時間はわずか5分。しかし、最高のニュースを頂いて、ここ数ヶ月間のもやもやが一気に晴れる結果となりました。
なんと、モカはアレルギーではなかったのです。

 湿疹、赤み・・・・・かなり消えてきて、皮膚の状態が安定してきている。
 大量のフケ・・・・・皮膚が治っていく過程では、すでに悪化していた皮膚が取れていくので、一時的に大量のフケが出るそうです。
           ただし、洗浄力のきついビバルゾイルシャンプーの連続使用で、毛がぱさぱさになってきたので、もう少し穏やかな、サルファサリチル酸
           シャンプーに変更してもらいました。こちらも前回同様、洗浄と殺菌に優れたシャンプーです。
 外耳炎・・・・・・・継続治療で、毎日の耳の洗浄と、点耳薬を続ける事になりました。
 カラー・・・・・・・寝る前の皮筋反射も少し減ったので、思い切ってカラーをはずして寝かせてみる 事になりました。
 脱毛・・・・・・・・脱毛は皮膚疾患に伴って起こることが多いので、まず皮膚疾患を落ち着かせてから考えるそうです。
 投薬・・・・・・・・あと1週間程で、抗真菌薬は終了。さらに1週間後に様子を見て、抗生剤も止めてみる事になりました。
まだ、治療途中ですが、モカの皮膚の状態も解り、今後の道筋が見えてきた事で、気持ちがぐっと楽になりました。
そして、もう1つ、重大な結果が!なんとモカはアレルギーではありませんでした。
先日行ったアレルギー血清検査の結果が出ていて、検査した36項目の殆どが、見事に0反応。
この結果を見た先生が、アトピーではありませんと、断言されました。
こちらの病院では、アレルギーの判定は8割の確実性のアレルギー血清検査と、あとの2割を補う意味で皮内テストを行っているそうです。
疑わしい場合は、次に皮内テストを行うはずでしたが、ここまで見事に0反応の場合、次の検査をするまでも無く、アトピーの可能性はまず無いだろうとのことでした。
ただし、食材に関しては血清検査では判定できないということで、除去食試験を継続して行う事になりました。


モカの皮膚疾患の診断
モカは結局、去勢手術後で体力が落ちた時に真菌や雑菌に犯され、正しい治療が行われなかったために、悪化したようです。
真菌が増殖している時に、ステロイドを使うと、益々悪化させてしまうようです。ところが、モカはそのステロイドを手術の直後から使い続けてしまいました。
結局、モカの診断結果は、脂漏性皮膚炎と、真菌、雑菌が皮膚の深い部分にまで入り込んだ結果の湿疹、痒み、脱毛、そして外耳炎とのことでした。
ただし、食物に関してのアレルギー反応の有無は、今のところ解っていません。引き続き行う除去食試験で明らかさせていく予定です。


気になること
この病院にアレルギー治療のために転院して来る患者さんは、それぞれのホームドクターの元で、手に負えなくなった重症の子ばかりです。
でも、その内本当にアレルギーの子は3割なのだそうです。
モカの場合と同様、正しい診断と治療がなされなかった為に、症状を悪化させたり、深刻で根治の難しい状態で来院する子が多いという事をしりました。
動物病院でも、こうした専門医がいかに大切かを痛感しましたし、モカのホームドクターのように専門医とのルートを持ち、紹介してくれるという姿勢のある好い獣医さんに巡りあう事も大切だなと感じました。
専門医の違いを痛感したのは、最先端の技術に明るい事だけでなく、治療の根本の診断能力の高さです。
正しい検査をする為のノウハウ。そして、判定能力は、やはり日々専門的に研究し、膨大な患者さんを経験して初めて得られるのではないかなと、感じました。
モカの診断は、検査も含めて、実にてきぱきと、短時間で、きっぱりとされていきました。
今回、ホームドクターの元では治す事ができ無かった事を獣医師の方からお詫びされましたが、むしろ私は、自分達では無理だと判断し、専門病院を紹介してくれたホームドクターに感謝したいと思います。



4月30日 3度目の通院。お薬終了へ
その後、モカの皮膚の痒みも大分治まり、眠る前の皮筋反射もかなり減ってきました。カラーをせずに寝かせても、それほど掻き毟る様子はありません。
そして、抗真菌薬を終了しても、特に皮膚が悪化する事もありませんでした。
ただし、足やお尻周りをかなり舐めてしまい、以前のように赤くただれたようになった時期もありました。しかし、それも一過性だったようで、その後は再び白い皮膚が戻ってきています。最後に残っていた抗生剤を飲み終えたところで、3度目の通院。
その結果、長い間のモカの薬とカラーの生活が終了することになりました。

4月30日、通院。診察の結果、皮膚の状態もかなり改善され、湿疹、赤み、フケがおさまってきて いるため、薬を全て止めて様子を診ることになりました。
     1週間様子を見て、特に悪化する様子がなければ、いよいよ除去食試験の開始。
     気になっていた、モカの脱毛に付いても相談しました。


除去食試験について
完全な手作りゴハンによる除去食が始まって、ほぼ4週間を過ぎ、全ての薬が終了して1週間後から、いよいよ除去食試験の開始。
今回は、飼い主の希 望で、ビッグウッドのフードを使用します。
まずは、おやつとして2〜3粒与えてみて、さらに1週 間OKな場合は、翌週でそのフードの食事を試します。それでアレルギー反応が出なけ
れば、そのフードはOKということだそうです。
万一痒みや下痢等の症状が出た場合は、即中止し、病院に連絡することとの注意を受けました。
このやり方で、順次食材を試して行き、モカに与える事のできる内容を見極めて いきます。
試験して大丈夫だった食材の中から、モカの健康に良い食事のあり方を探ってやる事が出来るのです。
今回、単一の食材でなくフードを選んだのには理由があります。
勿論、手作り食はこれからも続けてやりたいと思っていますが、この先、旅行や災害、私の健康状態によって、作ってやれない時も出てくると思うのです。
そんな時のために、モカをフードも食べられる子にしておいてやりたいのです。
日常の食事も、手作り食と、質の良いフードを上手に組み合わせていけたらいいなと思っています。


脱毛について
ただ、脱毛はまだ進んでいます。首、わきの下や胸、お腹、後ろ足、お尻周りの他に、新たにしっぽの中にたくさんの白髪が発見されて、それを掴むと、ぼそっと束に なって脱毛。皮膚疾患は治ってきているのに、なお脱毛が進むことが心配になり、先生に話を伺いました。

モカも今の状態は、薬の長期使用等によって育毛がストップして いたのが、皮膚の状態の改善によって、一気に活動が始まり、換毛の時期が一辺 に来てしまったのではないか、という予想でした。
確かに、一見ツルツルなようですが、産 毛のようなひよひよの毛は生えています。この産毛がある内は心配ないそうです。
さらに、たとえ毛が見えなくなって皮膚の状態が像皮のようになっていても、本当に毛根まで致命傷を負っていることは非常に少ないそうです。
新しい毛は、いろい ろな条件が整わないと、なかなか生えない事もあるのだそうです。
ということで、しばらく様子をみることになりました。

HPで知り合ったお友達で、同様に皮膚の事で悩みを抱えているだんぺいママさんからも、犬の毛は生える条件が揃えば一 気に生えてくるのだと教えて頂きました。
人間の数倍の速さなので、生え始めるとあっという間だそうです。
ショードッグのプードルカットなみに後ろ足の脱毛の進んだモカを見ていると可愛そうになりますが、また以前のようにふさふさした毛並みに戻ると信じて、しばらくはこのまま見守っていこうと思います。

治療終了へ
その後、抗真菌薬、抗生剤等で真菌や雑菌の治療を行いつつ、サルファサリチル酸シャンプーを使っての3日に1度のシャンプー等によって、モカの湿疹、痒み、フケは徐々に収まっていきました。
そして、最後まで残っていた脱毛対策として、サプリ(ハイチオールとビタミンE)を暫く服用すると、徐々にモカに発毛がみられるようになりました。
これらのサプリは直接の増毛剤ではなく、皮膚等の代謝を高める事で、活性化されて、結果として発毛、育毛につながるかもしれないのだそうです。
ハゲて貧相になっていたモカのお尻や後ろ足、胸、お腹、首。。そして脱毛によって、細くねずみのようになっていた尻尾も復活しました。
皮膚専門病院の先生には、本当にいくら感謝してもしきれません。
短時間での的確な検査、診断。そして、飼い主の話をとても良く聞いて下さり、相談にも乗ってくださる。本当に素晴らしい先生です。
これからもモカの皮膚を診て下さると言って頂けたので、今はとても心強いです。

そして、最後の最後、皮膚の病院を紹介して下さったホームドクターにも感謝です。
確かに、5人ほどの先生が順次検査をしても真菌が発見されず、つどつど違う先生へと担当が替わるので、どの方も、とりあえず今日もステロイドを続けて様子を見ましょうとのことで、ずるずる来てしまったところはありました。
この症状はアレルギーなので、ステロイドでダメならば、皮内検査、減感作療法をやるのがこの病院の方針だと言われ。。。
常時モカの様子を見て、苦しんでいる姿を知っているママさんは、最後の最後、皮内テストと減感作療法を拒否し、方針に合わないので転院を覚悟したとお話ししたところ、単にヨソへ行って、また一から検査をやり直すくらいならと優秀な専門病院を紹介してくれました。
ホームドクターは、とても研究熱心でつねに最先端医療を研究、吸収してトライする、とても意欲のある病院です。先生方もみなさん熱心で、それだけにプライドもあったことと思います。それでも、最後には、モカの為に紹介状を書いてくださった事に感謝しています。
モカの皮膚診断にもし間違いがあったとしても、それ以上に本当にモカの皮膚が良くなることを考えてくださった事に感激しました。

                             


その後もずっとモカのホームドクターとしてお世話になって行きたいと思っていましたが。。。
残念ながら、現在は転院しています。
モカの皮膚治療が一段落した頃から、スタッフの方々がよそよそしくなり。。。
もう、いいんじゃない?っていう雰囲気を漂わせるようになりました。
私達が大丈夫でも、先方は気まずいんだなと思い別の病院を探す事にしました。
今までの経緯の中で、信頼関係が崩れてしまったのでしょう。

今は、お友達の紹介で、とても評判の良い別の病院にお世話になり始めました。
院長先生は、パグを飼った事のある、とても優しくて、動物の健康に真剣に取り組む信頼できる先生だとお見受けしました。
出来れば、こちらで末永くお世話になりたいのですが、モカの皮膚治療以来、飼い主として疑問なこと、希望はちゃんと伝えようと決めたので、またまた煙たい存在になってしまうかもしれません。
でも、うるさい面倒な患者だと思いつつも、誠意を持って診て頂ければそれであり難いなと思っています。

今回、モカの皮膚治療ではいろいろなことを学び、考えました。
病院との付き合い方、飼い主としての選択。。。
でも、そんな時にお友達や、サイトで知り合った方々から、様々な意見や情報、励ましを頂き、時には慰めてもらいながら、進んで来れたのだなということを実感しています。
モカの皮膚の事を心配して下さった本当にたくさんの方々に、心から感謝しています。
どうもありがとうございました。