おかしな一家 2004年8月17日
モカ10か月と11日
 今年の2月のある日、パパさんから電話が入った。出張先のドイツからだ。
「いいお土産が見つかったよ!」 「え? もしかしてパグのヌイちゃん?」 「スルドイ! それに近くて、もっとすごい物。おっ楽しみー」そして・・・

 数日後、日本に帰ったパパさんが、ゴキゲンでカバンの中からある物を取り出した。
「じゃ〜ん」 鼻息荒く顎が上がってる。
「なに? これ。」 「パグだよー。しかも着ぐるみ。珍しいよねぇ。」 「え? これ、ブルだよねぇ。」 「ぱぐだよぅ。」 「だって、お口のところが黒くないよ? でも、可愛いね。」 「・・・・ あっ! ・・・・」 ショックで固まるパパさん。 「口の周り、黒く塗っちゃおうかな・・・」 すっかり、しょげてしまった。
「パグじゃなくてもいいよ。もともとブルちゃんも好きだし。コレはこのままで可愛いよ。」ということで思いとどまるパパさん。

 パパさんが出張した時が、たまたまドイツでは謝肉祭の当日だった為、街の店頭に仮装グッズがたくさん売られていたらしい。紙袋を見てもパグに見えちゃうパパさんは、パグだと思い込んで、ブルの着ぐるみをゴキゲンで買って来たのだ。 ちなみに謝肉祭の時には、女性が仮装して夜の街を練り歩いたりパーティーを開いたりするらしく、その日には、仮装した女性は男性のネクタイをハサミで切って良いそうだ。世界には面白いお祭りがあるものですねぇ。

 話を戻すと、その後モカ家では、せっかくだからとママさんがブルの着ぐるみを着てみると、コレが意外と可愛い。パパさんにも勧めるが、「僕はいいよー。」 ママさんはすっかり気に入って、なんとコレを着たままお向かいの家に見せに行く始末。 勿論、夜だったけど。
 近所の人に褒められて(社交辞令に決まってますけどね)、すっかり気を取り直したパパさんは、帰宅後にイヤイヤを装いつつ、コレを着てみた。そして、結構楽しそうにカメラの前でポーズを取っていた。 こんなことで大騒ぎをしているモカ家って変な家だ!!
 結局、この着ぐるみは一瞬でモカのおもちゃとなりました。 ちゃん、ちゃん。
最近はまっている僕のすもうトモダチ。
パパさんたら、これがパグに見えたんだって。かなりのパグばかだね。
ボクはお利口だから、すぐにブルだって解ったよ。
でも、コレ気に入ったよ。
鼻と目玉にかぶりつくと楽しいよ。
でも、凶暴になりすぎるとママさんに叱られちゃう。
ボクだってこれを被れるよ。
手のところにゴムが入ってて、そこからムギューっと出てくるのがたまらないんだ。
ボクがヨダレですぐにでろんでろんにしちゃうから、くちゃいよって、ママさんが洗ってベランダに干したよ。でも、ご近所の手前、はずかしいなぁって言ってた。
ボ、ボクは変装趣味なんか無いからね!!
中の白い袋をかじると、わんわわわん!と吼えるんだ。
変なヤツだなぁ。
あれ? 好い匂いがしてきた。
モカちゃん、バナナあるよ。
え?
スワレ。
フセ、マテ。  
じー。
ヨシ。 
ひゃっほぅ。
なになに、くんくん。 とりあえず、一周して・・・
これ、バナナだね。
バナナだって言ったじゃん。
このバナナ、頂けるんですか?
ボク、バナナ大好きなんだよね。 もう、食べる気になっている。
皮をむいて・・・ ママさんがガブリ・・・・ボクのもある? 「家政婦は見た」状態のモカ。
なぜかいつも片目だけで覗いている。何を見ているかと言うと・・・・・時々監視していないと、パパさんとママさんはまた変なことをするかもしれないからね。例えば・・・
嬉しそうなママさん。夜、この格好でお向かいの家に見せにいったんだよ。
気分さへ乗れば,駅前にだって行けると豪語していた。へ〜ん。
嫌がるそぶりを見せていたパパさんも、とうとう・・・
このあと、何ポーズも極めていたよ。あきれるな。